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学園 実践編



– 第10話 – 「第十六代家元継承記念茶会」


2003年5月8日(木)
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、今年の初めに、裏千家で代がわりがありました。


 亡くなる前に次に代を継承するというのは結構珍しいことで、九代、十二代と同じく、第十五代 鵬雲斎大宗匠は「千宗室」から「千玄室」と名前が変わりました。
 それに合わせて、第十六代 坐忘斎御家元の継承記念茶会が、5月8日、9日に平安神宮でとり行われたのです。
 今年の学園生は、運良く、非常に珍しい記念茶会のお手伝いができることになりました(次は何十年後になるのでしょうか)。
 ただ、やはりお客様ではなく、裏方なので、それはそれは疲れました。両日とも朝4時半起きで、もちろん着物を着て出かけなくてはいけません。しかも、この週は「水屋当番」で、連日早起きして作務衣を着て、学園の掃除をする日々が続いていたので余計に疲れがたまっていました。いくら元気なふりをしてみても、学園生からも、ついにはお客からも「具合が悪そう」と心配されて、参りました。強制的に休まされた時は、かなり屈辱的な気分でした…。
 でも振り返ってみると、いくらお金を払っても絶対手に入れられない、非常に楽しくて、貴重な体験をさせていただけたな、という思いでいっぱいです。確かに疲れはしましたが、手伝いはきつくなかったです。大声で誘導したりする様子は、まるでディズニーランドのジャングルクルーズのスタッフのようなもので、いかにお客様に楽しんでいただけるかを考え、笑顔でお出迎え、って感じでした。終わる頃には、ディズニーランドでバイトしたいな、と思うくらいでした(笑)。
 初日はびっくりするほどの大雨で、担当した茶席が庭園の中にあり、他から離れていたので全然人が来なかったり、鵬雲斎大宗匠が目の前を通られて、すごく良い香りがしたことなどが印象的でした。

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待ち時間中。
朱色ってきれいね。
( 2003/05/08 0:24 am )