Field Archive

学園 実践編



– 第16話 – 「水屋はつらいよ」


2003年6月10日(火)
今週一週間は、「水屋当番」というものになっております。


前に、学園にはいろいろな当番がありますよ、と書いたのですが(ちなみに、夕食当番は食堂の業者が変わったため、先月で終わりました。比較的楽しい当番だったので残念)、当番の大親分というか、一番大変な当番がこの「水屋当番」ではないかと思います。
これは、全生徒を5班に分けているので、5週間に一度回ってきます。
茶道科3年生を筆頭に、2年生、1年生で役割分担がなされていて、1年コース、研究科はその中に組み込まれているという感じです。
大雑把にいうと、
・3年生=当日の全クラスの点前などから道具組みや部屋等を検討する。部屋の道具の清め作業や点検をする。
・2年生=全部屋の花入と花を選んだり、軸を選んだりする。午後の菓子を手配したり、ポットの湯を入れ替えたり、道具の清めや点検の補佐をする。
・1年生=朝一番に来て、トイレ掃除や廊下掃除、茶室掃除をする。夕方にも掃除。灰ふるい。寮に帰ってからは雑巾や茶巾を縫ったり洗濯する。
で、我等が1年コースはどうかと申しますと…
…これは勝手な被害妄想なのですが…
…前にも書いたように、1年コースっていうのは、3年前にできたばかりで、立場が不安定なのです。それが水屋仕事にもろに影響していて、つまり、1年生の仕事も2年生の仕事も3年生の仕事もさせられている状態で、それはそれは大変なのです。
つまり、1年生と同じように朝一番に学園に到着して掃除をし、灰ふるいも雑巾干し・茶巾縫いもして、2年生と同じように花や軸を選んで部屋に荘ってまわり、3年生と同じように茶室の清め作業を覚えなければならないのです。
1年生と同じくらいに下っ端に扱われながら、3年生と同じくらい責任ある仕事をさせられるという状態です。これには参ってしまいます。せめて、朝一番の掃除と雑巾干しなどの雑用は、1年生のみにしてほしい。だってこちらは1年しか勉強できないんだから。
そんなこんなで、水屋当番は緊張するし、年下にこき使われるしで、ちょっと憂鬱な一週間だったりします。が、これも修行!修行!

( 2003/06/10 0:42 am )