– 第21話 – 「1年コース初茶事!!」
2003年9月12日(金)
先週の大変さが終わったと思いきや、今週も大変でした。なぜなら、1年コースの茶事があったからです。
学園の茶事では、生徒が「客役」「亭主役」「半東役」「水屋役」に分かれて、それぞれ茶事をします。先生が1人、客に入ってご指導くださいます。
私の担当は、「水屋」といって、一言でいえば、お料理を作る担当でした。お料理をはじめ、茶道具、懐石道具、当日のセッティングもろもろ一切は生徒達で試行錯誤しながらやらなくてはなりません。先生は多少のアドバイスをくださるくらいで、つきっきりでご指導くださるわけではないのです。そんな心細い状況で、夏休みの最後の方はかなり不安になりながら、錦市場に買い物に行ったり、料理を試し作りしてみたりしていました。
前日は、道具を茶席に運んだり、厨房でお菓子を作ったり、料理の下ごしらえをしたりしました。やろうとした準備も全部は終わらず、試し作りをした玉子豆腐は見事失敗し、白小豆を焦がしたり、ずいきの調理法がわからなかったり、結構不安材料は多く、寮に帰ってからも干菓子を作ったりしていて、寝たのは2時くらいでした。それから5時半に起きて、6時20分には寮を出ました。
「桐蔭席」という茶席でお茶事をさせてもらいました。ここは、全国の茶道に携わる方々なら、一度は茶事をしてみたい、と思う有名な茶席らしく、裏千家学園生だけで授業でそんな場所を使わせてもらえるなんて、かなり凄いことだと思いました。
当日は、水屋にも特別に先生がいらしてくださいました。そのお蔭もあり、すべてが順調に、全部の料理がおいしく、最高の出来となりました。お菓子は、前日や当日の朝に、先生の力を借りずに作ったので、お客方の先生や、お客役の人達からほめられた時は最高にうれしかったです。
終わった後も、茶室の掃除や、学園で道具の検査などがあり、疲れも相当なものでしたが、本当に感動の1日、という感じでした。
なにより感動したのが、先生方がとても気さくで、わかりやすく指導してくださったこと。あれが、もっと厳しく押し付けがましい指導法だったら、「茶事って素晴らしい」なんて感動できなかったと思う。学園生の指導の方がずっとピリピリしていて不安にさせられていたので、ゆとりと余裕と楽しむ心を供えておられるのはさすが先生、茶人だなぁー!と思いました。
自家製の芋で作った芋きんとん。
前の日に一生懸命裏ごししました!
薄茶用菓子の「しずくん」もよかったよ!


