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茶婚式を京都で アイデア編



茶婚礼一周年で思うこと


あの怒涛の茶婚礼から、はや1年。
お世話になった方々に挨拶にも行きたいし、5月の結婚記念日には毎年絶対京都に行こうねと言いあって、
ようやく行ってまいりました。
あ、お世話になった方々への挨拶、というととっても礼儀正しい夫婦みたいにとられますが、
正確には、単に好きな場所にいる好きな人達に会いに行きたいだけ、というのが正しい解釈です(笑)
何とか京都に行く大義名分が欲しいわけですね、二人とも。
結婚記念日当日は、思い出の料亭で先生と三人で昼食をとりつつ、式の話で盛り上がりました。
おかみさんや番頭さんも、私達のことを覚えていてくださいました。
覚えていてくださったというよりも、強烈に印象づけられたらしく、あの日のことを熱く熱く語ってくださいました。
熱く語ってくださったのは料亭だけではなく、花屋に遊びにいった時もそうでした。
びっくりしたのは、昨年、偶然料亭内にいて私達の結婚式を見た人が(どうやって見たんだろう?)、
その花の感じを気に入って(竹を中心に緑と白を使っていました)、先週同じ花屋の花を使って結婚式をしたという話でした。
え。つまり、そのしつらえにしたかったために、1年結婚式待ったの?ってことですよね。
すごい。すごい影響力。
そして、京都、おそるべし、なのが、茶婚礼をしてなかなか良かったというのが他の料亭の耳にも入ったらしく、
ウェディングプラン会社に、「うちでも同じことできないでしょうか」という問い合わせが数件あったそうです。
確かに、茶婚礼はとても和風な式だし、京都にものすごく似合っている式だと思います。
特に、京都の料亭は茶室も庭もとても素敵な場所ばかりですし、絶好の茶婚礼スポット(?)になるでしょう。
でも、それは、私達が勝手にビジネスとして進めていいものではないのですよね。
何しろ、茶道は裏千家や表千家などのお家元あってのものです。
私達の場合は、結婚式のパックになっていたわけではなく、手作りでひっそりと行ったからやれたのであって、
本来はもしかしたら、お家元にお許しを請わなくてはいけないものだったかもしれないのです。
ただ、体験した者から言わせていただくと、茶婚礼は茶道にとって、決してマイナスな式ではないと感じました。
あの時、私達の親族はじめ列席者のほとんどは茶道に慣れていない人達でした。
その人達が、慣れないながらも興味深そうに菓子切を使って和菓子を食べ、
茶碗を扱って薄茶を飲む様子は、なかなか楽しいものでした。
外国の客人にとっては、茶道だけでなく、日本の文化に触れること全てがとても新鮮で素敵に見えたようで、
いまだに良かったといってくださります。
良いものは、良い縁を伝って良い風に広がっていくというのを茶婚礼をしようと思ってから感じるようになりました。
それは、今回京都に行って、より強く感じました。
私達が蒔いた茶婚礼という種が思いの他育っていて、驚きとうれしさでいっぱいになった、今回の一周年記念でした。

( 2007/05/23 18:09 pm )