Field Archive

学園 実践編



– 第1話 – 「裏千家学園寮、入寮。」


2003年4月8日(火)
いよいよ京都での一年間の学園生活がはじまりました。


いろいろと失敗することもあるでしょうが、この貴重な体験を、学園関係の方々、茶道関係の方々にご迷惑にならない範囲で綴っていこうかと思います。
(気づかずに書いてはいけないことを書いてしまっていた場合は申し訳ありませんが、メール等にてお知らせください。)
先週は、引越し作業やら、関係資料書きやら、送別会やらでものすごく慌しかったのですが、週末から出発までは逆にかなり余裕のある日々となり、嵐の前の静けさ、といった感じで東京を遊びまわっておりました。
深夜バスで一睡もできず死にながらも、なんとか裏千家学園に定時に到着しました。
この日は、入寮式と、入学式の練習をしました。
1年コースというのは、できたばかりでまだ3年目ということもあり、なんとなくですが、立場が少し弱いのかな、と思われる場面がありました。
私が入った1年コースは、話によると広く浅い授業内容らしく、実技中心なのだそうです。確かに、楽しみにしていた講義はかなり少なく、その点はちょっと残念でした。
あと、パンフレットに建築や書道などのクラブ活動が書いてあったので是非入ろうと思っていたのですが、どうやらそれも3年コース用みたいです。
もちろん、「浅い」とはいえ、学園生活をしたことのない人々に比べたら何倍も深く身につくでしょうし、1年という限られた時間だからこそ、だれずに緊張したまま一気に駆け抜けられそうな気がします。
先生の話では、昼寝したり、休んだりする人が結構いるとのことですが、今の私にはそんなもったいないことは考えられません。そういう気持ちでいれば、3年いた人に負けないくらいのものを身に付けて修了できるのではないかな、と思ったりもします。
それに、実は、こんなことを書いていいのかわかりませんが、1年コースは結構自由がきくのです。同じ1年でも、3年コースの場合は、規則がかなり厳しく、上下関係もきっちりしていて大変そうです(言葉を変えれば「上級生がいろいろ面倒を見てくださる」のですが)。その点、1年コースは一応大人として扱われ、基本的に干渉されません(その分責任を自分で負わなければならないですし、言われない分、知らずに恥をかきつづけてしまうことにもなりますが)。ゆえに、もう一つの野望である、京都観光制覇も意外と平日からこなせそうだなと思ったりもしました。
さて、1年コース、研究科生の女子は、3年制の女子達とは別の、男子と一緒の寮に入ります。男子と一緒とはいえ、同じ階ではないので、22時の点呼以外、会うことはまずないです。
この寮は、想像以上に広く、新しくて設備が整っています。普通にイメージする木造っぽい「寮」とは違い、ワンルームマンションに1人暮らししている気分です。自分用の鍵をもらい、電話、ベッド、洗濯機、キッチン、お風呂、トイレなど全て付いています。
このように、裏千家学園は、世間で恐れられている(少なくとも私の周りの人は、そう思っているし、私もそう思っていた)ほどのスパルタ&前時代的空間ではなく、やるべきこと、失礼のないことに気をつけていれば、先生方も先輩方もとても優しく気さくな方々ばかりだし、とてもきれいな環境で勉学に励める恵まれた空間なのだということをまずお伝えしておきたいと思います。
ほんと、想像以上に良い所です!

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入寮すぐの、ひどい状態の部屋。
カーテンもないし。
( 2003/04/08 19:02 pm )