– 第9話 – 「炉・風炉入れ替え!」
2003年5月1日(木)
昨日、炉と風炉を総入れ替えする大掃除が学園でありました。
と、言っても、茶道をかじっていない方々はなんじゃそれ?と思われることでしょう。
茶道というものは、いろいろと季節感あふれる趣向がこらされておりまして、簡単に言うと、「炉」は寒い時用、「風炉」は暑い時用の湯を沸かす場所(燃えた炭が入ってる場所)ということになっております。
で、これから暑い季節を迎えるのに、炭の赤く燃える様子が見える「炉」のお点前をするのは見ため的に暑苦しいだろう、というわけで、5月から「風炉」に交換してしまうのです。
炉は畳の中に埋まっているので、交換するには畳ごと取り替えねばなりません。それから、灰も風炉用に新しくしなくてなならず、その他、炭や柄杓、釜等の茶道具ほとんどぜーーーんぶ風炉用に取り替えねばなりません。
さらに!
湯を入れる場所や道具がそれだけ大幅に変わるということで、点前も炉と風炉では大きく異なるのです。
点前の名前が一緒でも、扱い方が異なるというわけです。
せっかく一ヶ月「炉」の稽古をして、やっとちょっとは立ち居振る舞いを覚えたかなと思っていたのに、「風炉」の点前に突入です。炉を忘れちゃうって。
日本古来の、季節感を大事にする文化がもろに茶道に反映されていて、それはうれしいことではあるのですが、おかげで点前の数は倍増するし、道具だってたくさん覚えなきゃいけないし、正直、なんてことを考えてくれたんだ!って思ってしまいます。
でも、その複雑さの中にある統一感が好きなんだろうな、多分。
このように襖を外して広い部屋にする時があります。
( 2003/05/01 0:21 am )>


